2020年1月末、マレーシアのパンタイホスピタルにて第2子を出産しました。
今回は妊娠38週での予定帝王切開でしたが、
前回(2017年)の緊急帝王切開での出産とは事前準備も費用もかなり違いました。
これからマレーシアで出産される方の参考になれば幸いです。
パンタイホスピタルでの入院生活
本当であれば、妊娠39週での帝王切開を予定していましたが、
37週には妊娠高血圧症候群の疑いがあり、38週の検診後そのまま入院することになりました。
入院1日目
午前の検診後、入院・手術に関するApproval letter(クリニックからの紹介レター)を受け取り、病棟があるフロアへ。
Admission counter(入院受付カウンター)にて入院に関する書類いくつかにサインをし、部屋の希望(個室or相部屋など)を伝え、デポジットRM12000を支払い手続き完了。
15:00 入院してすぐNST(CTG)と血圧測定があり、どちらも全く問題なし。
病棟のスタッフから問診で、
- 身長
- 体重
- 出産予定日
- 前回の出産について
- 飲んでいる薬やサプリ
- ドクターからの特別な指示があるか
- 最後の排便はいつか
などインタビューを受けました。
そして、手術後に血栓予防のソックスが必要とのことで、太ももから足首までのサイズを計測。(息子を出産した時はそんなのなかった!)
とメディキュットを見せると、
ドクターに見せてみるわ〜!
ということで、これで対応することに▼
そして、翌朝8:00の手術に備えてルート確保。
夕方には麻酔科ドクターから麻酔についての説明がありました。
22:00 再びNST(CTG)で赤ちゃんの様子を確認。
この日は管理入院ということで、深夜にも数時間おきにスタッフが血圧計測に来てくれましたが、ずっと正常値でした。
入院2日目(出産日)
5:00 血圧測定、赤ちゃんの心拍確認、浣腸→シャワー。
6:00 出産前最後のNST(CTG)を開始。
6:30 手術室のあるフロアへ移動。
「赤ちゃんが生まれたら写真を撮りたいから、iphone持ってていい?」と聞くと
「can can!」とのこと。
7:00 麻酔開始の予定が、麻酔科のドクターが来なくて1時間ほど待機。
8:00 Dr.Kiren(主治医)とアシスタントの産科ドクターが登場。
そして麻酔科のドクターが到着し、硬膜外麻酔の処置が始まりました。
触れてはいけないところに針が入っていく感じで、すっごく気持ち悪かったです。
その後すぐに手術室に移動して、いよいよ手術開始。
ドキドキドキドキ…
まだ感覚が残ってますけど!今何か触れたの感じたんですけど!
そんな話をしている横で、麻酔科ドクターが「Big smile!」と言いながら私の写真をバシバシ撮っておりました。笑
いや、私の写真はいいんだけどな…
8:34 娘が無事に誕生しました!
娘の誕生に関わってくれたみなさん、本当にありがとう!
手術も無事に終え、1時間ほどのダウンタイムのあと病室へ。(この日からはシングルルーム利用)
午後になってドクターの診察があり、おやつにクラッカーとミロ、夕飯におかゆの許可が出ました。
ちょっと疲れて眠い時や夜間など、いつでも新生児室で預かってくれるので本当に助かりました。
(授乳のため3時間おきに病室まで連れてきてくれるシステム)
入院3日目
朝6:00 硬膜外麻酔と点滴をはずしにスタッフがやって来ました。
8:30 ドクターの診察。順調に回復しているので、もう普通食でもOKとのこと。
9:00 スタッフに付き添ってもらいながらトイレに行く。
傷口が激痛!内臓もじわじわ痛い!
10:30 専門スタッフによる母乳指導。「何人目のベビー?前回は完母?いつまで母乳あげてたの?2人目だから大丈夫そうね!」など話しつつ軽くレクチャーを受けました。
14:00 娘、BCGの予防接種。あとが残る可能性や注射する場所などの説明がありました。
(マレーシアでは通常、左腕に接種。希望であれば右腕でも可、太ももやお尻への接種は不可とのことでした。)
マレーシアでの赤ちゃんの予防接種についてはこちら▼
https://joan-asia.com/injection
傷口はもちろん、後陣痛がハンパじゃない!(後陣痛は2人目以降のほうがひどいらしい)
特に授乳中は内臓が押し出されるような…子宮をえぐられるような痛み!
とにかく痛くて、冷や汗ダラダラかきながら、痛み止めの薬をもらって過ごしました。
入院4日目
痛みのピークは超えた感じ。
7:30 朝食のフライドマカロニ。(子どもが好きそうな味)
12:00 昼食はチキンのボロネーゼ
13:30 ドクターの診察。シャワーの許可が出たので、防水タイプの絆創膏を貼ってもらい久しぶりのシャワーへ。翌日の退院許可も出ました。
15:00 病院で出るとは思えないおやつ(自分で買ってきたわけじゃないよ)
18:00 夕飯はチキンカレー(意外とおいしかった)
3日目はグンと楽になる!
退院日
7:45 朝食はナシゴレンカンポン(これも見た目イマイチだけど意外とおいしい)
9:00 娘、血液検査→問題なく退院の許可が出る。
11:00 夫と息子が迎えにきて、Admission Counterで(入院受付カウンター)残金を払ってきてもらう。
その後、スタッフからBirth Certificate(出生証明)の申請について説明があり、
ボディーソープやおむつのサンプルなど、おみやげをもらいました。
マレーシアでの出生手続きについてはこちら▼
病院でもらったおみやげ↓
しかもRM58も!!!
パンタイホスピタルのアメニティグッズ
3年前より充実していたアメニティグッズ↓
中身は以下のとおりです。
- バスタオル:ペラペラかつ毛羽立ちがすごくて使いものにならない
- フェイスタオル:同上
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- 歯磨き用コップ
- シャンプー:髪がパサパサになる
- ボディーソープ:ふつう
- ボディーローション
ということで、病院でもらうアメニティーは使いものになりませんでした!
入院時には、身の回りのものを持参しましょう。
入院時の持ちもの
実際に必要だったものです。
- 両親のパスポート
- デポジット(3年前より若干上がって普通分娩はRM6000、帝王切開はRM12000)
- タオル
- 着圧ソックス
- 歯ブラシセット
- おふろセット
- ドライヤー
- 化粧品
- ティッシュ
- ナプキン
- 下着
- パジャマ
- 部屋用のサンダル
- 退院時に着る服(自分と赤ちゃんの分)
- おむつ&おしりふき
- 赤ちゃんのつめ切り
- 赤ちゃんのおくるみ
入院時の持ちものについてはこちらの記事も参考にどうぞ▼
パンタイホスピタル入院・出産にかかった費用
今回は、4泊の入院で初日のみ2ベッドルームの相部屋、2日目からはシングルルームを使いました。
また、夜間・祝日の割増もない平日昼間の予定帝王切開、娘の特別な治療等(黄疸など)もなしで
合計RM18523(母→RM15503、娘→RM3020)でした。
前回(2017年)の出産体験記はこちら▼
おわりに
長いようであっという間だった10か月を経て、無事にかわいい娘を抱くことができました。
これからマレーシアで出産される方や病院やドクターを探す方は、Suniさんのエントリがとても参考になると思うのでぜひチェックしてみてください。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた!
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